ベトナムでの生活(ホーチミン市)
ベトナムでの生活とは?外国で新しい生活を始めるには?
この「外国人に尋ねる」シリーズでは、ベトナムに住む外国人をインタビューしています。私はあなたにインスピレーションを与えたいのですが、海外生活の浮き沈みの正直な図も描きたいのです。
海外移住はユニークな経験で、時には挑戦的ですが、自分自身や世界について視野が広がり、多くのことを教えられ、また多くの点で報われています…
これは、ベトナム駐在員で現在ホーチミン市に住むガレスのインタビューです。
ベトナムでの駐在員生活
場所:ベトナム、ホーチミン市
名前:ガレス・トンプソン
年齢:29歳
出身地:ロンドンデリー、北アイルランド
彼の話
「大学を卒業したとき、自分の選択肢が豊富ではなかったことを認めます。大学時代の私は理想的な学生とはほど遠い状態で、専攻した科目で仕事の見通しは全くのゼロ、銀行口座はそれ以下でした。
他に何も無かったので、私はCELTA(英語を話さない人へ英語を教える証明書)資格取得にとりかかりましたが、正直なところ、より良いチャンスが来る前での穴埋めか時間つぶしのような気持ちでした。
最初に向かった所は韓国でした。ここは私にとって初の海外経験であり、母国に直ぐ帰るという選択肢はありませんでした。ここで私は教えるのが楽しく、探索するのも楽しく、そして食欲を刺激しました。
それ以来、私はアジア、中央アメリカ、中央アジア、ロシア、ヨーロッパと広範囲に旅をし、仕事を見つけるために定期的に一時停止して、パナマ、ニカラグア、キルギスタン、そして今はベトナムに来ています。」
なぜベトナムに引っ越したのか?
「東アジア以外で数年間、教えながら生活したあと、私はとてもベトナムに戻りたくなりました。ベトナムで英語教師の仕事を見つけるのは簡単ですし、とても楽しく働けて、寛大に支払ってくれるポジションを見つけられるのは非常に幸運だと認めます。ストレスが殆どなく、とても快適に生活している教師はたくさんいます。
住みやすさに加えて、ベトナム移住については、世界を長い期間旅行している友人のアドバイスで決心したのです。彼らはベトナム生活には常に肯定的で、日焼け、ビールベスト、そして驚くほどの物語を船積みにして持って帰りました。」
ベトナムでの生活で好きなことは?
「この国には好きなことがたくさんありますが、最も感動していることは、人々の温かさと友情です。ベトナム人は私が今まで出会った中で、最も歓迎してくれた人々でした。そして過去がどれほど悲惨なものであったかを考えると、外国人が依然として非常にオープンに歓迎されていることは、彼らの人間性の証です。
それとは別に、驚くほど素晴らしい景色や、ホーチミンのようにクレイジーな街にはとてもユニークな魅力があります。
ナイトライフについて言及しなければ、それは私の怠慢です。確かに、バックパッカーのシーンは少し面倒で怪しげになることもありますが、パーティーが常に行われ、ビールの価格が50セント未満なら、すべて許せます。」
ベトナムでの生活で嫌いなことは?
「ホーチミン市の外国人はみな、ここの外国人とある種の愛憎関係を持っているようです。Bui Vien(バックパッカーのメインストリート)で出会う人の多くは一時的な訪問者で、パーティー以上のことをしたくないため、振る舞いが良くない人もいます。
セックスツーリズムはタイほど一般的ではないものの、確実に存在します。売春婦やクライアントに道徳的な判断を下すつもりはありませんが、そういった場面には常に不快感が伴います。
日常的に目撃する貧困や下品なバーは見るに耐えないことがあります。私に言える資格はないかもしれませんが、そういった光景に慣れていない訪問者にはショックな現実です。」
ベトナムで何をするのが好き?
「ホーチミン市に住む最大の利点の1つは、ベトナムの他の地域や、ラオス、カンボジア、タイといった近隣国を探索するのには、最適な場所であるという点です。
空港は市内中心部からとても簡単にアクセスできます。フライトは豊富で安いですが、週末は混んでいます。
ベトナムの外食は素晴らしい経験です。街中には世界中のどこにも匹敵するような素晴らしいレストランがたくさんありますが、地元の人が頻繁に訪れる場所を試したくなります。メニューをランダムに指すと、時々食べられない物もありますが、かなり興味深い食事となります。
ベトナムの駐在員コミュニティとは?
「ベトナムでの生活は多様で、年齢、出身国、滞在期間でカテゴリにまとめるのも、共通点を見出すことさえも困難です。ここにはかなりのTEFL(外国語としての英語教育)業界があるので、ベトナムで外国人に出会えば、その人が英語教師である可能性は高いです。また、ここにはエンジニア、起業家、各種ボランティアとしても沢山の人が働いています。
結果的に、ベトナムに滞在する間、あなたはかなり興味深い人々、またはあまり興味の湧かない人々など、さまざまな出会いがあるでしょう。
ホーチミンは本当に素晴らしい人のるつぼなので、誰が何を期待するかが分からないところが楽しみの一つです。ベトナムで外国人とつながりたい場合は、Facebookに複数のグループがあります。そのグループに質問したり、賃貸アパートを見つけたりすることもできます。
ベトナムへの移住のヒントは?
「あなたの経験が先進国に限られているなら、ベトナムへの移住は精神的に準備が必要でしょう。官僚制は控えめに言っても面倒で、最も単純なタスクでも完了するのに長い時間がかかる場合があります。
交通事情は恐ろしく、又、観光エリアの外ではほとんど英語に出会えません。しかし、以前に発展途上国に住んだ経験があるなら、直面する多くの課題に驚かないですむでしょう。最終的には、ベトナム生活のすべての素晴らしい面が、マイナス面をはるかに上回るでしょう。」
ベトナムにいる間に観るべき場所は?
「ハロン湾はベトナムで必見のスポットと言われていますが、実際、この評判は完全に保証されると言っても良いです。特に早朝のクルーズで観るハロン湾はとっても美しいのです。国の中心にあるホイアンも絵のように素晴らしいです。
ベトナムをもっと探索したければ、古い戦争博物館に行き、市民にもたらした恐ろしい犠牲について学んでみてください。ベトナムの美しさと楽しみの中でも外国人の我々は、ベトナム人が悲劇の歴史を忘れていないことを知ります。